【動画あり】簡単に作れるラテアート6選!まずはここから始めよう!

『ラテアートを始めてみたいけど難しそう』『最初はなるべく簡単なラテアートからチャレンジしたい』という方に向けて、初心者でもチャレンジしやすいラテアートの絵柄をご紹介します。
これからマシンを買って始めようと思っている方や、マシンを揃えたものの上手くできなかった方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
(今回ご紹介するラテアートは全て筆者が実際に描いた写真を載せています)


それではいってみましょう!

まずはここから始めよう!比較的簡単なラテアート

ハート

一番最初に練習すべきはハートのラテアートです。
エスプレッソにミルクピッチャーを近づけて真ん中を切るという、シンプルながらラテアートの基本が詰まったアートです。
白い泡が浮かぶという経験がクリアできると確実にそのあとのチャレンジが楽しくなるので、まずはハートを作ることをしっかりと練習してみてください!

YouTubeチャンネルでは動画で分かりやすく解説しています。

チューリップ

ハートが描けるようになってきたら、次はチューリップにチャレンジしてみましょう。
チューリップはハートの応用編で、ハートを縦に積み上げることで描いていきます。
はじめはハート2つ、慣れてきたらハートを3つ重ねてチューリップを描いてみましょう。
狙った位置に白い泡を浮かせられるようになることを意識して練習すれば、だんだんとコツを掴めるようになってきます。
カップ容量の配分を考えたり、複数回に分けて描く練習にもってこいのアートです。

レイヤーハート

チューリップが描けるようになってきたら、次は注ぎながらピッチャーを振ることにチャレンジしてみましょう。ここから一気にプロっぽい仕上がりになりますね。
レイヤーハートは『ピッチャーを振る』練習にピッタリのラテアートです。
はじめは振り方がぎこちなくなったり、振ることを意識しすぎてカップから零れてしまうことが多いので気をつけましょう。
綺麗なレイヤー(白い線)を作るポイントは、等間隔にピッチャーを振ることと、ピッチャーを振りながら前方へ押し込むように進めていくことです。

リーフ

レイヤーハートでピッチャーを振る感覚を掴むことができたら、次はリーフのラテアートにチャレンジしてみましょう。
リーフはカフェなどでもよく見かける定番かつ魅力的なラテアートですよね。
前半はレイヤーハートと同じ動きですが、後半はピッチャーを振りながら後方に下がっていくので、レイヤーハートに比べると少し難易度が上がります。
一度は描いてみたいという方も多い人気のアートですので、うまくいかなくてもくじけずに何度もチャレンジしてみましょう。

ウィングハート

次はハートとレイヤーの合わせ技『ウィングハート』です。
『ウィング』とは、ハートを囲むように描かれた白いライン(しま模様)のことです。
最初にレイヤーハートの要領でウィング部分を描き、一度ピッチャーを離した後に中央のハートを描きます。
ウィングを描く工程でカップの容量を使いすぎると、次のハートを描く容量が足りなくなってしまうので、ミルクを注ぐペース配分に気をつけながら練習しましょう。
最後のハートを描きたい位置より少し手前から注ぎ始めて、ウィングに向かって押し込むように動かすことで仕上がりのバランスが良くなります。

ウィングチューリップ

ウィングチューリップは、ウィングハートのワンステップ上のデザインです。
とは言っても、ハートは1つ増えるだけですので、ウィングハートができるようになればこちらもつまづかずにクリアできると思います。
3つのパーツで完成するラテアートなので、全体のバランスを整えることが仕上がりを綺麗にみせるコツになります。
ここまでできるようになると初心者を卒業して、中級者の仲間入りと言っていいでしょう。

難しいラテアートってどんなの?

これまで紹介した6つのデザインは初心者~中級者にチャレンジしてほしい比較的習得しやすい部類のラテアートです。
では、逆に難易度の高いデザインはどのようなものでしょう?

複合的なデザインの合わせ技

例えばこちらのように複雑なデザインです。ウィング、リーフ、ハート等の要素を掛け合わせた複合的なデザインのラテアートですね。
元をたどれば、『ハート』や『リーフ』といった基本のデザインで練習したテクニックですが、自由に組み合わせることでオリジナリティ溢れるアートが次々と生まれていきます。

ハート&アロー

こちらはレイヤーハートに矢が刺さったデザインです。
これもレイヤーハートとリーフの技術を組み合わせて生まれたデザインです。

トリプルリーフ

1つのカップにリーフを3つ描いたデザインです。
インパクトある見た目からカフェでも人気の高いラテアートですが、複数のリーフを1つのカップ上に描くのは難易度が高くなります。

ウィングチューリップ(1-1-3)

一見ウィングチューリップのようですが、よく見るとトップのハートが3重になっています。
これは『1-1-3のチューリップ』等とも呼ばれ、3重ハートの部分が『ハートインハート』というテクニックによって描かれており、普通のウィングチューリップよりも難易度が高いアートです。

スワン

水面を泳ぐ白鳥をラテアートで再現した『スワン』と呼ばれるデザインです。
リーフの基本テクニックの派生形になります。

フェニックス

スワンに似ていますが、翼が2つ描かれたこちらは『フェニックス』と呼ばれ、区別されています。
リーフの基本テクニックを用いて描かれた2枚の翼と、ウィング部分で大きく広げた尾羽を表現しています。
手数が多くなってくると描く難易度も増していきます。

フラミンゴ

一本足で水面にたたずむフラミンゴをラテアートで表現しています。
小さく重ねたハートを羽に見立てています。

フレームの技術

こちらはウィングハートの周りを取り囲むように白い円が描かれたアートです。
外側の円の部分が『フレーム』というテクニックを描かれており、習得難易度が高めです。

スローの技術

こちらはスローリーフと呼ばれるラテアートです。
『スロー』と呼ばれる注ぎ方を行うことで、通常のリーフよりも1本1本のラインを太く描いています。
一般的なリーフしかやったことがない方にとっては、注ぎ方に慣れが必要なテクニックです。

左右対称に描く技術

ハートやリーフなどの左右対称なデザインは、カップの真上から見た時にラインの太さが均一になっているか、絵柄が曲がっていないか等がラテアートの完成度に大きく影響します。
シンプルなデザインでも、きちんと左右対称に描く技術は思いのほか難しいのです。

高さのあるカップに描く技術

テイクアウトカップやマグカップなど、高さのあるカップに綺麗なラテアートを描くのは、実は難易度の高い事なのです。
特に初心者のうちはきちんとラテアートに適したカップを揃えるようにしましょう。

私も好んで使っているラテアート用カップ『ラブラミクス250mlサイズ』が描きやすい設計でおすすめです。

LOVERAMICS ラブラミクス エッグ 250ml
ノーブランド

まとめ

今回はラテアート初心者の方にチャレンジしてほしい比較的簡単なラテアートと、難易度の高めなデザインを一気にご紹介しましたが、いかがでしたか?
これからマシンを買って始めようと思っている方や、マシンを揃えたものの上手くできなかった方は、ぜひ今回の記事を参考に、ラテアートにチャレンジしてみてくださいね!

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