ホームバリスタ歴7年のマニアが本気でオススメするラテアート用ミルクピッチャー!選び方も解説!

今回はミルクピッチャーのお話をしましょう。

ご自宅でラテアートにチャレンジしたい!と思っているアナタ!

ミルクピッチャーは結局どれがいいの?って悩みますよね。わかります。

なぜなら私も自宅で、仕事場で、いくつものミルクピッチャーを使ってきたからです。

いま自宅にあるピッチャーだけで6個ありました。

お店に置いてきた(寄付した)もの、仲間に譲ったもの、手放したものも含めるとこれまでに10個以上買ってますね。笑

そんな元プロでもありホームバリスタ歴7年のミルクピッチャーマニアな私が本気でオススメするミルクピッチャーをご紹介したいと思います!

さっそくいきましょう!

ミルクピッチャーの選び方

素材を選ぶ

ミルクピッチャーには様々な素材で作られている商品があります。

大まかな種類は以下の通り。

  • ステンレス
  • プラスチック(樹脂製)
  • 陶器
  • ガラス

このなかでラテアート用に最初に選ぶべきは間違いなくステンレス製です。

ラテアートをする時には、まずピッチャーに入ったミルクをマシンのスチームを使って温める必要がありますが、その際に狙った温度でスチームをストップするために、ミルクピッチャーに手のひらを添えてミルクの温度を確認します。

ステンレス製のミルクピッチャーは熱伝導率(熱の伝わり具合)が高いので、ミルクの温度をリアルタイムで確認することができるというわけです。

プラスチックや陶器、ガラスなどは、金属に比べて熱が伝わりにくいので、ラテアート用として使うなら反応の良い温度計をセットで持っておくとよいでしょう。

エスプレッソマシンが置いてあるカフェなどでバリスタさんが使っているミルクピッチャーを見てもらえれば、ほとんどの場合ステンレス製のミルクピッチャーを使っているのがわかると思います。

プロの現場では、それだけステンレス製のミルクピッチャーが主流ということですね。

サイズを選ぶ

ミルクピッチャー選びで重要なのがサイズです。

サイズはオンス(oz)で表記されていることが多いのですが、主流なサイズは12ozと20ozの2つになります。

1オンスが約30mlですので、『12oz=約360ml』『20oz=約600ml』ですね。
(もちろん300ml、400ml、450mlなども中にはあったりします。)

サイズの選び方は、作りたいラテのカップサイズに合わせるとよいでしょう。

コーヒーカップとミルクピッチャーの合わせ方は以下の通り。

  • ~7ozまでのカップ⇒12ozピッチャー
  • 8ozのカップ⇒12ozピッチャーでも何とかいける(20ozピッチャーが無難)
  • 9oz以上のカップ⇒20ozピッチャーが必須

ラテアートを行う場合には、ミルクピッチャーに入れたミルクをマシンのスチームで温めながら泡立てるので、泡立てた分だけ最初に入れたミルクよりも膨らんで、スチーム後のミルク量が多くなります。

そのかさ増し分の容量を残しておく必要があるので、『コーヒーカップが10ozだから12ozのミルクピッチャーがあれば足りるだろう』というのは間違いです。

上記を参考に適切なサイズのミルクピッチャーを選びましょう。

機能性で選ぶ

ラテアート用のミルクピッチャーには、様々な便利機能や加工が施された商品が販売されています。

主な機能は以下の通り。

  • テフロン加工
  • 温度表示機能つき
  • 目盛りつき

テフロン加工が施されたミルクピッチャーは、泡立てたミルクがこべりつくことなくスルスルと流れていきます。

ラテアートするときの注ぎ具合の感覚も変わってきますし、何よりお手入れがラクになるというのが利点です。

温度表示機能のついたミルクピッチャーは、ミルクの温度によってラベルの色が変わっていくので、手のひらの感覚で温度を計ることに慣れていない初心者の方におすすめです。

目盛りつきのミルクピッチャーもあると便利ですね。

最初に用意するミルクの量を確認したり、スチーム後の仕上がり量がどのくらいになったかを確かめるのにも有効です。

最初に買うべきミルクピッチャー

デロンギ350mlミルクジャグ

永遠のスタンダード デロンギのピッチャーです。

これは私が一番最初に買ったピッチャーなのですが、7年経った今でも現役のイチオシアイテムです。

長年生産され続けているのも納得のクオリティです!

最初に買うべき理由

  • 値段が安い
  • 注ぎ口がラテアート向き
  • 軽い
  • 家庭用にちょうど良いサイズ

とにかくバランスの取れた秀逸なアイテムなんです。

ピッチャーには様々な種類がありますが、迷ったらコレ!と断言しておきます。

程よく広さのある注ぎ口なので細いラインから太いラインまで注ぎ方次第で自由に描けます。

基準とも呼べる形状のピッチャーなので、最初はこれで練習しておけばしっかりと基礎が身に付くはずです。

目盛りつきピッチャー

内側に目盛りが刻まれたミルクピッチャーは初心者の方におすすめしたいです。

上から見て注ぎ口が三角形になっているものであればラテアートがしやすいので、注ぎ口のカタチをポイントとして見てみてください。

温度表示できるピッチャー

温度表示機能の付いたミルクピッチャーも最初に選ぶピッチャーとしておすすめです。

手のひらでミルクの温度を感じ取る練習にぴったりなので、カフェスタッフの初期研修などでも使われていたりします。

2個目が欲しくなったらコレ

ラトルウェア ハンドルフリーピッチャー 12oz(360cc)

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Rattleware
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プロ御用達のブランド「ラトルウェア」。

ラテアートの大会でも使っているのをよく見かけます。

こちらはハンドルがない代わりにラバーが巻かれている「ハンドルフリー」と言われるタイプのミルクピッチャーです。

プロの間でも、ハンドルありorなしで好みが分かれます。

ピッチャーを振るときの感覚がかなり変わってくるので向き不向きがあります。

ハンドルフリーに持ち替えた途端に上達したって声も聞きますし、逆にハンドルありの方が上手に描けるって人もいますので、マンネリしてきたら試してみるのも良いと思います。

トップバリスタでも使う方増えてきましたね。

ですが、まだまだハンドルありが主流ですので、2個目の選択肢としてオススメします!

ラトルウェア テフロン加工ピッチャー 12oz(360cc)

同じくラトルウェアのテフロン加工ピッチャーです。

テフロン加工はフライパンなどにもよく使われる、表面をツルツルに仕上げる加工です。

ミルクがピッチャーに引っ付かないので、お手入れがしやすく、滑らかにスルスルとアートが描けます!

注ぎ口の形状もラテアート向きで非常に優れたピッチャーとなってます。

ただ、テフロン加工にはコストがかかるので、お値段がなかなかに高いです。。

がっつり練習したい方にはぜひ手にしてほしいピッチャーです!

※ラトルウェア製品は2020年に製造を終了するようです。今後価格が高騰する可能性が高いので気になる方はお早めの注文をお勧めします。

WPM ステンレスピッチャー450ml

created by Rinker
ダブリューピーエム(WPM)
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バリスタツールでおなじみのWPM社から販売されているミルクピッチャーです。

ラテアートしやすい注ぎ口になっており、ピッチャー上部が斜めにカットされていることにより、カップの液面に注ぎ口が近づけやすいよう工夫されています。

450mlというカップの大小を問わず使える絶妙なサイズ感も良いですね。

ラテアートに向かないピッチャーの特徴

最後にミルクピッチャーを選ぶ際に、気を付けるべきポイントをお伝えします。

①注ぎ口の形状

↑こういうタイプの注ぎ口はラテアートに向きません

プロでもこれ使うと下手になります。確実に。

ラテアートやるんならダメ!ゼッタイ

↓こういう三角形になっているタイプを選びましょう!

②激安ノーブランドの商品

ネット通販などで1000円台くらいで売られているものもありますが、正直オススメできないですね。

作りが粗悪なものがあるので、ハンドルが中心からずれてついていたりします(マジです)

私も粗悪品を買ってしまったことがあります。。

全部がそうとは限りませんが、どうせ買うなら信頼できるメーカーを選びましょう。

まとめ

今回はラテアート用ミルクピッチャーの選び方とおすすめをご紹介しましたが、いかがでしたか?

まだまだピッチャー愛を語りたいのですが今回はここまでにしましょう。

最後までご覧いただきありがとうございます!

それでは、よきコーヒーライフを!

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