デロンギのコーヒーメーカーの選び方。目的別のおすすめ機種をご紹介!

おうちで美味しいコーヒーをお手軽に楽しめるコーヒーメーカー。
コーヒーメーカーといえばオシャレなデザインと確かなクオリティで人気のデロンギの製品が有名ですよね。
しかし、デロンギからはたくさんの機種が発売されており『どれを選べばいいかわからない』と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
今回はそんなデロンギのコーヒーメーカーの選び方を徹底解説します。

デロンギ製品の特徴

出典:barista.delonghi.co.jp

デロンギ(De’Longhi)は、イタリア北部のトレヴィーゾという街でクラフトマンワークショップ(職人の作業場)としてスタートしたイタリアの家電ブランドです。
1974年にオイルヒーターを製造し、小さな工房から徐々に大規模な工場へと発展をしていきました。
1990年代には、暖房器具の製造で培われた技術を用いて、コーヒーマシンの開発・製造にも取り組み始め、現在はエスプレッソマシンを中心にコーヒーマシン市場において世界的トップシェアを誇るメーカーになっています。

デロンギの製品はどれもイタリアらしいおしゃれで高級感あふれるデザインから、日本でも非常に人気となっています。
特にエスプレッソマシンやコーヒーメーカーは、ボタン一つで手軽にコーヒーを楽しめる全自動タイプや本格的なラテアートにもチャレンジできるセミオート(手動)マシンなど豊富なラインナップが展開されています。

マシンのタイプは3種類

全自動エスプレッソマシンは全13機種

現在13機種がラインナップされている全自動タイプのエスプレッソマシンは、ボタン一つで豆挽きから抽出後の洗浄までを自動で行ってくれる優れものです。
上位機種になるとミルクの泡立てから注ぎまでを自動で行ってくれる『ラテクレマシステム』が搭載されていたり、液晶パネルでより簡単でスマートな操作ができるようになっています。

手動エスプレッソマシンは全6機種

手動タイプ(セミオート)のエスプレッソマシンは、現在6機種がラインナップされています。
こちらは自分でコーヒー豆を細かく挽いて好みの味わいを作り出す楽しみを味わえるのが特徴です。
基本的にはコーヒー豆を挽く専用の機械(コーヒーグラインダー)が別で必要になります。
※ラ・スペシャリスタ・プレスティージオのみグラインダー付き

ドリップコーヒーメーカーは全4機種

エスプレッソではなくドリップコーヒーを楽しむためのコーヒーメーカーは現在4機種がラインナップされています。
どれもイタリアのブランドらしいスタイリッシュなデザインになっており、シンプルなものから高機能なものまで展開しています。

手軽に楽しみたい方向け

とにかく手軽に楽しみたいという方には、コーヒー豆の計量から抽出後の洗浄までをボタン一つで行ってくれる全自動エスプレッソマシンがおすすめです。

プリマドンナ クラス

こちらの『プリマドンナ クラス』というモデルは、全自動エスプレッソマシンのなかでもフラッグシップ(最上位)機種となっています。
高級感抜群のシルバーボディはとても重厚感があり、まさにカフェに置いてあるマシンような存在感を醸し出しています。これが自宅のキッチンに置いてあったら来客時にドヤれること間違いなしです。
3.5インチのカラー液晶パネルで操作性も抜群。コーヒー豆と水をセットして、作りたいメニューを選ぶだけで簡単にクオリティの高いカフェメニューが楽しめます。
さらに専用アプリを使えば、スマホから各種設定や操作を行うことができます。
デロンギの職人技術の結晶である『ラテクレマシステム』も搭載されていて、ミルク系バリエーションメニューも思いのまま。
ふわっふわのカプチーノをスマートにボタン一つで楽しみたい方にピッタリのモデルですね!


マグニフィカ イーヴォ

自動でふわふわミルクを作ってくれる『ラテクレマシステム』は魅力的だけど、液晶パネル操作やアプリ連携機能は要らないかな。という方には、『ラテクレマシステム』搭載のエントリーモデル『マグニフィカ イーヴォ』がおすすめです。
上の『プリマドンナ クラス』と比べれば見た目の重厚感は劣りますが、こちらも十分に高級感のあるデザインになっています。
また、カフェメニューのバリエーションが限られますが、ボタン操作で直感的に飲みたいメニューにアクセスできます。

マグニフィカS

全自動マシンのなかでもシンプルな機能に絞ったエントリークラスの『マグニフィカS』です。
こちらは、自動でふわふわミルクを作ってくれる『ラテクレマシステム』は搭載されていませんが、手動でミルクの泡立てができるミルクフロッサーが搭載されているので、カフェラテやカプチーノを楽しむことができます。
つやつやのミルクに仕上げるためには多少のコツが必要ですが、慣れてしまえばかえって楽しいと感じるようになると思います。
ブラックコーヒーが中心で、時々ミルク系ドリンクを楽しみたい方におすすめのモデルです。

こだわりたい方向け

『エスプレッソやスチームミルクの完成度にこだわりたい』『時間をかけて一杯のコーヒーに向き合いたい』というこだわり派の方には、手動(セミオート)タイプのエスプレッソマシンがおすすめです。

デディカ

デディカはスリムボディにエスプレッソマシンの基本を詰め込んだホームバリスタに非常に人気の高いモデルです。
エスプレッソ抽出に最適な9気圧の圧力で、香り豊かで本格的なエスプレッソが味わえます。
温度調節や定量設定機能がついており、自分好みのエスプレッソを追求することができます。
さらに本体右側から伸びたスチームワンドを使って、カフェでよく見かけるミルクスチーミングを行うことが可能となっています。
旧モデルよりもスチームワンドが長くなり、スチームがより扱いやすくなりました。
グラインダー(豆挽き)機能は搭載していないため、挽きたての新鮮なエスプレッソを味わうためには、別途グラインダーを用意する必要があります。

同じデザインで揃えるならデディカシリーズのグラインダーが良いでしょう。
摩擦熱を抑える低速回転でコーヒー本来の香りと風味を引き出せるコーン式のグラインダーです。

レギュラーコーヒー派の方向け

エスプレッソは普段飲まないという方は、レギュラーコーヒー(ドリップコーヒー)に特化した製品を選ぶと良いでしょう。

クレシドラ

『クレシドラ』というこちらのモデルは、抽出温度の管理(92-96℃)や抽出時間の精密なコントロールにより、雑味やブレの無い安定した最適な味を引き出すことができるコーヒーメーカーです。
プロのハンドドリップの工程を再現することで、香り高く深みのあるドリップコーヒーをボタン一つで楽しむことができます。
蒸らし技術を使ってアイスコーヒーに最適な抽出を行ってくれる『アイスコーヒーモード』も搭載されており、暑い夏には氷を入れてキリッと冷えた極上のアイスコーヒーを楽しめます。

アクティブ

デロンギコーヒーメーカーの定番モデル『アクティブ』は、シンプルながら基本機能が備わったモデルです。
蒸らしながらドリップするハンドドリップの手法を再現した『アロマ機能』搭載。ゆっくり時間をかけてコーヒー豆が本来持つアロマを最大限に引き出しながら抽出します。

オシャレなマシンが欲しい方向け

アイコナ

手動タイプのエスプレッソマシン『アイコナ』は、艶やかな光沢のあるメタルボディでキッチンのインテリアとして抜群の存在感を発揮してくれます。
レトロモダンなデザインは、日々のコーヒータイムを彩ってくれます。もちろんマニュアル式のエスプレッソ抽出やミルクスチーム用のノズルなど、基本性能はきっちり押さえたスペックになっています。

ディスティンタ

基本に忠実な性能を備えた『ディスティンタ』は、洗練されたデザインで人気のドリップ用コーヒーメーカーです。
チタンコーティングが施されたドリップフィルターで、コーヒーの油分を余すことなく抽出でき、コーヒー本来の旨み成分が味わえます。
香りを引き出す『アロマモード』や、抽出後40分で保温プレートの電源を自動でOFFにする消し忘れ防止機能付き。

色んなメニューを楽しみたい方向け

様々なバリエーションドリンクを楽しむなら、やはり全自動タイプのエスプレッソマシンがおすすめ。ボタン一つであらゆるカフェメニューを抽出することができます。

エレッタ カプチーノ イーヴォ

機能性と美しさを兼ね備えたフルスペックモデル『エレッタ カプチーノ イーヴォ』。
フラットで洗練された印象の上部パネルには、液晶画面とタッチパネルのメニューボタンが配置され、直感的でわかりやすい操作が可能です。
各ドリンクメニューに好みの豆量や抽出量をマイメニュー登録することで、カスタマイズしたオリジナルレシピをワンタッチで呼び出せるようになっています。
デロンギが長年培った抽出技術を思う存分楽しむことができます。

エレッタ カプチーノ トップ

メタリックでスタイリッシュモダンなデザインが印象的な『エレッタ カプチーノ トップ』。
上部の操作パネルから、4種類のデフォルトメニューと好みのカスタマイズを登録した2種類のドリンクメニューに瞬時にアクセスできます。
ドリップコーヒーに近い味わいをエスプレッソ抽出で再現した『カフェ・ジャポーネ』や、ふわふわのミルクがボタン一つで楽しめる『ラテクレマシステム』も搭載のハイエンドモデルです。

予算から選ぶ

5万円以下のおすすめ

スティローザ+コーン式グラインダー

手動タイプの『スティローザ』は、リーズナブルに手に入るエスプレッソマシンですが、エスプレッソ抽出に必要とされる9気圧の圧力で美味しいエスプレッソを作ることが可能です。
また、挽きたてのエスプレッソを楽しみために必須となるグラインダー(豆を挽く機械)は、摩擦熱の発生を抑えた低速回転が特徴のコーン式がおすすめです。
2つセットで揃えても5万円以内に収まるので、初めからたくさん予算をかけたくないという方は、まずはこの2つを揃えてみるのはいかがでしょうか?香り高いエスプレッソはもちろんのこと、ラテアートも楽しめちゃいます♪

10万円以下のおすすめ

マグニフィカS(直営店限定)

基本性能が詰まった全自動タイプのエントリーモデル『マグニフィカS』。
エスプレッソのうまみとドリップのすっきりとした後味を融合した『カフェ・ジャポーネ』機能は、豆をハンドドリップのように蒸らしながら抽出することで、芳醇な香りとうまみを凝縮した一杯を作ってくれます。
手動でミルクの泡立てができるミルクフロッサーも搭載されているので、カプチーノなどのミルク系バリエーションメニューにもチャレンジできます。

15万円以下のおすすめ

ディナミカ

ドリップコーヒーのような味わいをエスプレッソ抽出で表現した『カフェ・ジャポーネ』に加え、いま流行りのサードウェーブ系コーヒーの抽出に最適な『スペシャルティ』機能も搭載されています。
スペシャルティコーヒーの持つ、繊細かつ個性豊かな味わいをしっかりと表現してくれます。
液晶パネルも搭載され、より直感的に好みのメニューにアクセスできるようになっています。

20万円以上のおすすめ

エレッタ カプチーノ トップ

全自動タイプのなかでもハイエンドなモデルの『エレッタ カプチーノ トップ』は、洗練されたスタイリッシュなデザインと豊富なメニューが特徴です。
ボタン式のワンタッチ操作で、抽出濃度や抽出量、温度設定を細かく調節することが可能です。
エスプレッソ、深蒸しレギュラーコーヒーはもちろん、カプチーノ、フラットホワイトなどミルクメニューは充実の7種類。
豆の計量から抽出後の洗浄まで、面倒な作業をすべて自動で行うため、忙しい朝にピッタリのエスプレッソマシンです。ミルクを入れておくだけでカプチーノなどのリッチなメニューもおまかせの『ラテクレマシステム』も搭載されています。

まとめ

今回は数多くラインナップされているデロンギのエスプレッソマシン・コーヒーメーカーを様々な目的別にご紹介しましたが、いかがでしたか?
『種類が多くてよくわからない』とお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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