家庭用エスプレッソマシンのランニングコストは?マシンタイプ別に比較・解説します!

自宅で美味しいエスプレッソを楽しめる家庭用エスプレッソマシンですが、『ランニングコストがわからくて不安』『カフェやコンビニで買うコーヒーと比べて経済的なの?』そんな不安や疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

今回はそんな家庭用エスプレッソマシンのランニングコストを、マシンの種類別に解説していきます。

すでにエスプレッソマシンをお持ちの方も、これから購入を検討している方も是非参考にしてみてください。

エスプレッソとは

エスプレッソは専用のマシンを使って”高圧力・短時間”で抽出する、濃縮された少量のコーヒーのことです。

イタリア発祥の文化ですが、現在は世界中で広く楽しまれています。

エスプレッソの語源は、短時間ですぐに抽出できることに由来して、英語の”Express(急行)”から来ていると言われています。

エスプレッソの特徴

エスプレッソにはドリップコーヒーと異なる以下のような特徴があります。

エスプレッソの特徴

  • 短時間で抽出できる
  • 少量で濃厚な味わい
  • クレマ(泡)がある
  • バリエーションが豊富

特徴1.短時間で抽出できる

エスプレッソは、語源の”Express(急行)”にもある通り、ハンドドリップ等のコーヒーと比べて抽出時間が短いという特徴があります。

ドリップコーヒーの抽出に掛かる時間が一般的に3~4分程なのに対して、エスプレッソの抽出に掛かる時間はだいたい30秒程です。

ドリップコーヒーよりも豆を細かく挽き、ギュッと押し固めたうえで、9気圧という強い圧力をかけて一気に抽出することで、濃縮されたコーヒーが出来上がるのです。

特徴2.少量で濃厚な味わい

エスプレッソは1杯30~40ml程で、一般的なドリップコーヒー等に比べてごく少量のコーヒーです。

その分、味わいがとても濃厚なので、飲んだ後の余韻が長く続きます。

また、コーヒーカップもエスプレッソに適したものが存在しており、”デミタスカップ”と呼ばれる肉厚で小さいコーヒーカップに入れて飲みます。

本場イタリアでは、たっぷりの砂糖を入れてデザートのように楽しむというのが広く親しまれていますが、昨今人気のスペシャルティコーヒーを使用したエスプレッソでは、砂糖を入れずにコーヒーそのものの甘みや香りを楽しむという飲み方も広まりつつあります。

created by Rinker
ツヴィリングJ.A.ヘンケルス(Zwilling J.A. Henckels)

特徴3.クレマ(泡)がある

エスプレッソの表面には『クレマ』と呼ばれるブラウンカラーの泡ができます。

このクレマには、エスプレッソの香り(アロマ)を閉じ込めるという重要な役割があり、一般的なドリップコーヒー等にはない特徴と言えます。

クレマについては、こちらの記事で詳しく解説していますので、良ければ合わせてご覧ください。

>>エスプレッソのクレマができない原因とクレマを増やす方法を解説!

特徴4.バリエーションが豊富

バリエーションメニューの豊富さもエスプレッソの特徴と言えます。

エスプレッソ単体で濃厚な味わいを楽しむことはもちろん、ミルクを加えてカフェラテやカプチーノにしたり、アイスクリームにかけてアフォガードを作ることもできます。

エスプレッソを使ったバリエーションメニューは以下のようなものがあります。
※国ごと、ショップごとでも呼び方の定義が異なることがあります

バリエーションメニュー

  • アメリカ―ノ(エスプレッソのお湯割り)
  • カフェ・マキアート(エスプレッソ+少量の泡立てたミルク)
  • カフェラテ(エスプレッソ+少し泡立てたミルク)
  • カプチーノ(エスプレッソ+しっかり泡立てたミルク)
  • カフェ・コンパンナ(エスプレッソの上にホイップクリーム)
  • カフェ・モカ(エスプレッソ+ミルク+ホイップクリーム+チョコシロップ)
  • アフォガード(エスプレッソ+アイスクリーム)
  • シェケラート(エスプレッソに砂糖を入れシェーカーで急冷したもの)
  • アルコールドリンクで使う(カフェ・コレット等)
  • スイーツで使う(ティラミス等)

エスプレッソマシンのタイプとランニングコストについて

エスプレッソを作るための電動マシンは以下のようなタイプに分かれます。

  • カプセルタイプ
  • セミオート(手動)タイプ
  • 全自動タイプ

それぞれの特徴とランニングコストについて解説していきます。

カプセルタイプ

引用:https://www.nespresso.com/jp/ja/home

お手軽さとエスプレッソのクオリティのバランスが取れた画期的なアイテム。それがカプセルタイプのエスプレッソマシンです。

カプセルタイプのエスプレッソマシンは、コーヒーカプセルの抽出専用に開発されています。

コーヒー豆屋さんで買うコーヒー豆を使用することはできませんが、豊富なバリエーションのコーヒーカプセルがメーカーから展開されており、様々な味わいのエスプレッソをボタン一つで最適な抽出を行ってくれるのが特徴です。

カプセル方式で有名なメーカーはテレビCMなどでもお馴染みの『ネスプレッソ』ですね。

カプセルタイプのランニングコスト

カプセルタイプのランニングコストは、ネスプレッソから発売のコスパに優れたマシン『ヴァーチュオ ポップ』のコーヒーカプセルを参考に考えてみます。

エスプレッソ用のコーヒーカプセル『アルティシオ』は10個で918円ですので、エスプレッソ1杯あたりに掛かる費用は【918円÷10個=約92円】になります。

毎日1杯飲むとすると、1カ月(30日間)のランニングコストは【2760円】です。

セミオート(手動)タイプ

セミオートタイプのエスプレッソマシンは、エスプレッソ抽出に特化したマシンのことで、コーヒー豆を挽く機能は付いていません。

コーヒー豆を挽く機械(グラインダー)を別途揃える必要がありますが、『カフェポッド』を使用する場合は不要です。

有名どころだと『デロンギ』や『デバイスタイル』などがあります。

低価格なものが多い反面、エスプレッソ抽出に手間がかかるので、エスプレッソを作る作業を楽しめる方にとってはおすすめできます。

セミオートマシンの多くは『カフェポッド』と呼ばれる、1杯ずつパッキングされたコーヒーパウダーの抽出に対応しているので、グラインダーを持っていない方はカフェポッドを使うことでエスプレッソを楽しむことができます。

セミオートタイプのランニングコスト

セミオートタイプのエスプレッソマシンのランニングコストは、使用するコーヒー豆の価格に依存しますが、こちらではカフェポッドを使用する場合を想定して『ムセッティ ロッサ カフェポッド18個入り 1580円(デロンギ公式ショップ参照)』の価格を例に考えてみます。

上記のカフェポッドが税込1580円で18個入りですので、エスプレッソ1杯あたりに掛かる費用は【1580円÷18個=約88円】になります。

毎日1杯飲むとすると、1カ月(30日間)のランニングコストは【2640円】です。

全自動タイプ

全自動タイプのエスプレッソマシンは、豆挽きからエスプレッソの抽出までをボタン一つで行ってくれるのが特徴です。

手軽にエスプレッソを楽しみたい方におすすめですが、抽出の設定やミルクフォーマーを使った後のお手入れなどはきちんと確認する必要がありますので注意が必要です。

全自動タイプのマシンは『デロンギ』のものが有名ですね。

全自動タイプのランニングコスト

全自動タイプのエスプレッソマシンのランニングコストは、使用するコーヒー豆の価格に依存します。

コーヒー豆の価格は銘柄やグレードなどによって様々ですが、平均的と思われる100gあたり500円の豆を想定します。

また、エスプレッソ一杯当たりに使用するコーヒー豆の量は一般的に7~8g程ですので、今回は8gで考えていきます。

100gのコーヒー豆から12.5杯分取れる計算になるので、エスプレッソ1杯あたりに掛かる費用は【500円÷12.5個=40円】になります。

毎日1杯飲むとすると、1カ月(30日間)のランニングコストは【1200円】です。

マシン3タイプの比較

ここからは上記3タイプのエスプレッソマシンを、様々な項目で比較していきます。

下の表をご覧ください。

ネスプレッソ ヴァーチュオ ポップデロンギ アクティブデロンギ マグニフィカS
本体価格(公式ショップ)17,600円27,800円65,800円
マシンタイプカプセル方式セミオート(手動)全自動
エスプレッソ1杯あたり約92円約88円(カフェポッド)約40円
1カ月のランニングコスト約2760円約2,640円(カフェポッド)約1,200円
コンビニコーヒーとの比較(※1)月240円お得月360円お得(カフェポッド)月1,800円お得
カフェコーヒーとの比較(※2)月9,240円お得月9,360円お得月10,800円お得
クレマの出方カフェポッド:△
コーヒー豆 :豆の状態による
豆の状態による
手軽さ
省スペース
お手入れ
ミルクフォーマーなしありあり
※1 1杯あたり100円にて算出
※2 1杯あたり400円にて算出

クレマたっぷりの豊潤なエスプレッソをお手軽に楽しみたいなら、クオリティの高いカプセル方式を採用しているネスプレッソ ヴァーチュオ ポップがおすすめです。マシン本体のリーズナブルさとランニングコストを加味するとコスパがかなり良いですね。

エスプレッソ抽出に時間や手間をかけられる方は、セミオートタイプのデロンギ アクティブが良いでしょう。

時短はしたいもののミルクフォーマーはつけたいという方は、全自動タイプのデロンギ マグニフィカSが選択肢になってきますね。

【番外編】コーヒー豆のおすすめはポストコーヒー

実際に届いた初回セット

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そんなホームバリスタのお悩みをすべて解決してくれるのが、この『ポストコーヒー』なのです!

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使うコーヒー豆の種類によって、ラテの味ってめちゃくちゃ変わるんですよね。

基本ラテしか飲まないという方は、冒険度の設定やリクエスト機能などで深煎りのコーヒー豆が届くように設定しておくとなお良いです。

常に新鮮な豆が届くので、トロットロのクレマがしっかり出ます。

お砂糖が沈まないほど濃厚なクレマ◎

この通りラテアートもがっつり描けます♪

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こちらの記事では、レビューや世間の評判も合わせて超詳しく解説しているので、ぜひ合わせてご覧ください。

まとめ

今回は家庭用エスプレッソマシンのタイプ別にランニングコストの比較を行いましたが、いかがでしたか?

すでにエスプレッソマシンをお持ちの方も、これから購入を検討している方も是非参考にしてみてくださいね。