【MiiCoffee D40+レビュー】激安シングルドーズグラインダーの実力を検証!

こんにちは!コーヒー大好きブロガーのはちです。

最近、気になっていたコーヒーグラインダーをAmazonで購入しました。

その商品がこちら。

MiiCoffeeというメーカーから販売されている『D40+』というコーヒーグラインダーです。

今回の記事ではこちらの商品を徹底レビューしていきたいと思います。

それではさっそくいってみましょう!

\動画によるレビューもあります/

開封~外観デザイン

Amazonでポチッた翌々日、さっそく商品が届きました。

海外メーカーのようですが、長く待たされることなく届くのはうれしいですね。

さっそく開封していきます!

梱包はジャストサイズで安心感があります。

グラインダー本体以外にも色々入っているようです。

すべて取り出してみるとこんな感じ。

同梱物は下記のとおりです。

同梱物一式

  • グラインダー本体
  • ホッパー
  • ドーシングカップ
  • 木製ブラシ
  • 六角レンチ2本
  • 取扱説明書(日本語なし)

木製でしっかりとしたお掃除用ブラシがついてくるのは地味に嬉しい。

ホッパーのフタがウッドで出来ていて、今っぽいデザインになっています。

ドーシングカップ(粉受け)は金属製でかなり質感が良く、滑り止めも兼ねた凹凸が刻まれています。

そしてこれがグラインダー本体。

ボディはマットブラックカラーの金属で作られていて、とても高級感があります。

また、金属製なのでかなりずっしりとした重みがあります。(ちなみに重量は4kgほど)

横から見るとこんな感じ。本体が手前に傾いているのがわかります。

背面はなにもなくシンプルなデザイン。後ろ姿もスタイリッシュなので、対面式のカウンターに設置しても映えそう。

はち

全体的に質感がよく高級感があります!

MiiCoffee D40+ってどんな商品?

『D40+』は電動でコーヒー豆を挽くための道具”グラインダー”です。

グラインダーといっても種類がいくつかあり、『D40+』は“シングルドーズグラインダー”というジャンルに分類される商品です。

一般的なグラインダーは、ホッパー内にコーヒー豆を溜めておき、スイッチを押している間だけコーヒーが挽かれるものが多いですが、“シングルドーズグラインダー”は1杯分のコーヒー豆を都度計って挽くタイプになります。

カフェなどの店舗では連続でグラインダーを使用するので、ホッパー内にコーヒー豆を溜めておけるのはメリットなのですが、家庭でコーヒーを淹れる場合は一日に多くてもせいぜい2,3杯ですよね。

そのため、最近は家庭向けの電動グラインダーは1杯ずつ豆を挽く”シングルドーズグラインダー”が人気になってきています。

シングルドーズグラインダーのなかでも代表的なものは、Varia社の『VS3』という商品です。

筆者もはじめは『Varia VS3』の購入を考えていたのですが、価格が5万円台とそこそこ高いのと、多くのブロガー・YouTuberがすでにたくさんレビューをしていたので、せっかくシングルドーズグラインダーを買うならクチコミがほとんど出回っていない商品を試したほうが世の中のためになるかと思い、Amazonで安く買える『MiiCoffee D40+』を買ってみたわけです。

『D40+』の特徴は以下の通りです。

D40+の特徴

  • 1杯分ずつ挽く”シングルドーズグラインダー”である
  • 内部の粉残りが少ない
  • 粗挽き~エスプレッソ挽きまで幅広い挽き目に対応
  • スタイリッシュなデザイン
  • 類似製品と比べて安く手に入る
はち

実際に使って検証していきます!

実際にグラインドしてみる

実際に『D40+』を使用してコーヒー豆をグラインドしていきたいと思います。

まずはホッパー下にあるダイヤルを回してメッシュ(挽き目)を決めていきます。

『D40+』のメッシュ調整ダイヤルには0~8の番号が振られており0.1刻みの調整が可能、数字が大きくなるにしたがって挽き目が粗くなっていく仕様です。

まずはメインで使おうと思っているエスプレッソ挽きのメッシュ調整を行っていきます。

説明書には『エスプレッソ向け=0.5~1.5』と記載があったので、まずはちょうど中間の”1.0″番で試していきます。

挽きたい量のコーヒー豆をホッパーに投入して…

電源をONにします。

コーヒー豆が挽かれていきます。

挽き終わったら、ホッパーを押すことで空気圧で内部に残った粉を排出させます。

挽いた後のコーヒー豆はこんな感じ。見た感じかなり細かい。

付属品のドーシングカップは58mmのバスケットにジャストフィットするサイズなので、粉の移し替えがとてもラクです。

そしてタンピング。

ポルタフィルターをエスプレッソマシンにセットして抽出を開始します。

30秒経過…

まったく落ちてこないwww

どうやら1.0番の挽き目は細かすぎたようです。

この後、2番→3番→4番と徐々に粗くしながら試してみた結果、3.8番の挽き目がちょうどよいエスプレッソになりました。

3.8番のメッシュで抽出した様子がこちら。

粉15g、抽出量40g、抽出時間30秒。

ミルクと合わせると最高に美味しいトロトロのエスプレッソが落とせました。

0~8番のうち3.8番でエスプレッソ挽きとしてちょうど良いメッシュになったので、この時点では『あ、これはエスプレッソ挽き専用のグラインドなんだ。。』と思ました。

そのあともう少しいじっていると、、

8番を超えて2周目にいけることがわかりました(笑)

というわけで、どのくらい粗く挽けるのか試してみました。

↓こちらがかなり粗めの17番(2周目の8番)

粒の大きさはザラメ砂糖と同じくらい。フレンチプレスの挽き目として使えるくらいの粗さです。

(※ちなみに、さらに回せばもっと粗くもできます)

↓こちらが11番(2周目の2番)

ドリップを少し粗めで淹れたいときの粒度がこのくらい。

↓こちらが9番(2周目の0番)

写真だと伝わりにくいと思いますが、このあたりまでがドリップコーヒーの挽き目として使える程度です。

↓これは先程エスプレッソにちょうどよかった3.8番

粒の揃ったパウダー状になっていることがわかるかと思います。

結論、ご覧いただいた通り『D40+一台でフレンチプレスからエスプレッソまで全部対応できる』と言っていいでしょう。

はち

3万円でシングルドーズグラインダーが買えちゃう時代!

粉残りに関しての検証

さて、気になっている方も多いであろう”内部の粉残り”についても見ていきたいと思います。

結論から書くと、『15g挽いた時のロス=0.3g』という結果に今のところはなっています。

(※15g×4回挽いたロス量の平均値です。今後もうちょい試す予定。)

ちなみに筆者がこれまで使っていたエスプレッソグラインダーは古いこともあって、1回挽くたびに2~3gはどこかへ消え去っていたので、個人的には粉残り0.3gというのはかなり優秀な数値だと思います。

15gのコーヒー豆を計4回挽いた後のグラインダー内部はこんな感じ。

刃にはうっすらと粉が付着していますが、刃の下(挽かれた粉が落ちてくる部分)にはほとんど粉が残留していませんでした。

では、平均的なロス0.3gはどこへ行ったのか?

割合として最も多そうなのは恐らく排出口のあたり。

上の写真を見ていただくとわかると思いますが、コーヒー粉の出口周辺に静電気で少しくっついています。

また、排出口の内部(通り道の部分)にも少し落ち切らなかった粉が残っていました。

どちらも静電気による貼り付きなので、冬場を越せばもう少し減るのではないかと希望的観測をしているのと、RDT(コーヒー豆を挽く前に霧吹きで湿らせる)を行うことで防げるかもしれません。

ただ、RDTはスプレーボトルの水を毎回交換するのが手間なので私はあまりやりたくないですね。(かといって、ずっと水を入れっぱなしにするのも衛生面が心配。)

また、グラインド後に排出口をゴム素材のモノでトントンと叩くだけでも改善できそうです。

個人的には15gの豆を挽いて0.3g程度のロスであれば全然許容範囲ですね。

はち

『粉残りが少ない』という売り文句はあながち間違ってなかった!

D40+のメリット・デメリット

筆者が実際に使ってみて感じた『MiiCoffee D40+』のメリット・デメリットは以下の通りです。

メリットデメリット
粗挽き~エスプレッソ挽きまで対応分解が若干面倒
細かい挽き目調整ができる変換プラグが付いてこない
粉残りが少ない(空気圧で押し出せる)
粉受けにマグネット内臓
デザインがスタイリッシュ
価格が安い

D40+のメリット

粗挽き~エスプレッソ挽きまで細かく挽き目の調整ができること、粉残りが少ないことは前述したとおりです。

あと、付属のドーシングカップ(粉受け)にマグネットが入っていて、置き場にピタッと収まってくれるのも地味に使いやすくて嬉しいポイントです。

底にマグネットが入っている

そして、なによりのメリットは価格が安いことです。

シングルドーズグラインダーの代表格とも言える『Varia VS3』が5万円以上するのに対して、この『MiiCoffee D40+』は約3万円です。(筆者購入時:29,999円)

この価格帯でフレンチプレスからエスプレッソ挽きまで一台で対応できて、粉残りによるコーヒー豆のロスも少ないというのはかなり魅力的ではないでしょうか。

筆者の場合、フレンチプレスやドリップを淹れるときは手挽きミル(コマンダンテ)を使うので『D40+』はエスプレッソ用のグラインダーとして使っていますが、『これから自宅でコーヒーを楽しみたい』と思っている方であれば、『D40+』を一台買っておけばかなり初期コストが抑えられると思います。

はち

家庭のミルはこれ一台でいいかも。

D40+のデメリット

メンテナンスを行うときには刃を取り外して清掃するのですが、付属の六角レンチで2箇所のボルトを外す必要があります。

ねじ止めが2箇所
挽き目調整ダイヤルを持ち上げて外す
外刃も持ち上げるだけで外せる

ねじ止めを2箇所外すだけなので、ものすごく手間というわけではないのですが、ここがねじ止めではなく回すだけで外せるとかだったら尚よかったなぁと。

それから購入時の注意点として、電源プラグ用の変換アダプターは付属してきません。

電源プラグは海外製の家電でよく見る3本タイプなので、このままではコンセントに挿すことができません。

コンセントに挿すためには写真のような変換アダプターを使う必要がありますが、こちらは付属していないので別途購入しなければなりません。

Amazonで300円くらいで手に入るので、『MiiCoffee D40+』と一緒にカートに入れておくことをお勧めします。

はち

変換アダプターは付いてこないので注意!

MiiCoffeeってどんなメーカー?

今回『D40+』を購入するにあたって販売元であるMiiCoffeeという会社を調べてみました。

MiiCoffeeは『D40+』だけでなく、いくつかのグラインダー製品やコーヒー用デジタルスケール、タンパーなどのバリスタツールを製造しているアメリカ ワシントン州に拠点を置くメーカーです。

イメージ的には『タイムモア』『MHW-3BOMBER』などと同じような新進気鋭メーカーのように思います。

シングルドーズグラインダーの市場は、現時点では『Varia VS3』一強という雰囲気ですが、これからよりコストパフォーマンスの高い『MiiCoffee D40+』のような製品が台頭してくるのではないかと予想しています。

今後の家庭用グラインダー市場に注目です!

まとめ

今回はAmazonで29,999円で購入したシングルドーズグラインダー『MiiCoffee D40+』をレビューしてきましたが、いかがでしたか?

筆者としては、粉残りの少ないシングルドーズグラインダーを3万円という激安価格で購入することができて、非常に満足しています。

エスプレッソが落ちてこないほど細かく挽くこともでき、ドリップ用やフレンチプレス用の挽き目にも対応しているのでかなりクオリティが高い製品だと感じました。

コストパフォーマンスの高いシングルドーズグラインダーをお探しの方は、ぜひ使ってみてください♪

D40+の特徴

  • 1杯分ずつ挽く”シングルドーズグラインダー”である
  • 内部の粉残りが少ない
  • 粗挽き~エスプレッソ挽きまで幅広い挽き目に対応
  • スタイリッシュなデザイン
  • 類似製品と比べて安く手に入る
メリットデメリット
粗挽き~エスプレッソ挽きまで対応分解が若干面倒
細かい挽き目調整ができる変換プラグが付いてこない
粉残りが少ない(空気圧で押し出せる)
粉受けにマグネット内臓
デザインがスタイリッシュ
価格が安い

今後も長く使ってみて気が付いたことがあれば追記レビューしていこうと思います。

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それではまた!