元バリスタがティファールのカフェコントロールを徹底レビュー!

こんにちは!元バリスタでコーヒーブロガーのはちです。

今回は、最近我が家に導入したティファール(T-fal)の電気ケトル『カフェコントロール 1.0L』をレビューしていきたいと思います。

2週間程使ってみて感じた、良いところ・イマイチなところ忖度なしで書いていきますので、ぜひ購入の参考にしてみてください!

それではさっそくいってみましょう!

ティファール カフェコントロール 1.0L

出典:https://www.t-fal.co.jp/

ティファールと言えば『あっという間にすぐに沸く』でおなじみの電気ケトルや、取っ手が取れるフライパン等を展開しているキッチンウェアブランドです。もはや説明不要でしょう。

今回レビューしていくカフェコントロールという製品は、筆者のようなコーヒー大好きマンに向けた電気ケトルとなっています。

公式オンラインショップの定価は14,800円(税込)。

同社の電気ケトルで一番安いモデル『パフォーマ 0.8L』が3,025円(税込)ですので、電気ケトルのなかではハイエンドなモデルとなっております。

『電気ケトルに14,800円は高すぎ・・』と思った方が多いのではないでしょうか?

まぁ、ぶっちゃけ高いです。(笑)

カップ麺くらいにしか電気ケトル使いません!という方には完全に宝の持ち腐れなので、まったく買う必要性はないです。パフォーマで十分です。

高いものには理由があるものです。

カフェコントロールの主な特徴は以下の通りです。

主な特徴

  • ハンドドリップに最適な注ぎ口
  • 短時間で湯沸かしができる
  • 8段階の温度調節が可能
  • 60分の保温機能つき

公式サイトによると他にも細かい推しポイントはありますが、主なところはこのあたりかなと思います。

それでは実機を使って細かく見ていきましょう!

外観デザイン

はい、こちらが最近我が家のキッチンに導入されたカフェコントロールです。

水タンクや土台の部分は1.0L入る割にコンパクトなのですが、ハンドルと注ぎ口が飛び出しているので結果的にそこそこスペースがないと置けないです。

コントロールパネルは物理ボタンが一切なく、すべてタッチパネル方式になっています。

温度表示が大きいかつ明るくて超見やすい。

左から『保温ボタン/沸騰ボタン/温度調節ボタン(45~95℃切り替え可能)/電源ボタン』というボタン配置になっています。

非常にわかりやすくてシンプル。目的の機能にすぐにアクセスできるのはポイント高いですね。

あと、タッチパネル方式なので表面に凹凸が一切なく、掃除がしやすいのも嬉しい。

ただ、ひとつ微妙なところもありました。

電源OFF状態のときに、電源ボタンが永遠に点滅するんです。

まぁチカチカ点滅するわけではなくフェード点滅(ゆっくり点灯してゆっくり消えていく)なので、気にならないっちゃ気にならないのですが、この機能別にいらんやろって思いました。

夜中とか真っ暗なキッチンでこいつだけフェード点滅してるのが日常になります。

(この待機ランプ点滅のためだけに微量の電力を消費しているのかと思うと、地味にうざい。)

完全に消灯させてしまうと、次使うときに電源ボタンの場所がわからなくなるからわざと光らせているのだと思いますが、わざわざ点灯させなくても物理的に表面プリントしておけばそれで良かったんちゃいますか。と

ここは新モデルで改善されることを願ってます。

全体的なフォルムや質感はGOODですね!

本体表面はマットなブラックになっており、ツヤツヤしてるよりこっちの方が高級感を感じます。

T-falのロゴは左右両面についています。

カフェコントロールを買うまで使っていたカリタの琺瑯ポット(通称ペリカン)と比べるとこんな感じ。

注ぎ口の形状が異なるのと、カリタより一回り大きいです。

注ぎ口はかなりスリム。どう頑張ってもドバっと出ることはないです。

後で実際にドリップした写真を載せますが、この注ぎ口は文句なしで使いやすい。

液だれも全くなし。1滴たりとも垂れてくることはないです。ストレスがなくて最高。

続いてハンドル部分。

ハンドルはプラスチック製ですが、安っぽさはないですね。女性だとちょっと太いと感じるかも?

握ってみるとこんな感じ。

外側に広がるように伸びているので、タンク部分と距離がある分、お湯が入った状態だと若干重く感じるのと、注ぎ具合をコントロールするのに少し慣れがいるかなと思います。

個人的にはもうちょい広がりを抑えて、気持ち細くなってる方が使いやすかったんじゃないかと思うけど、慣れの問題なのでそこまで気にしてません。

フタはちょっと固いですね。閉めるときは別にいいけど、開けるときに結構しっかり引っ張らないといけない感じです。

まぁこれは安全性を考えれば致し方なし。使ってるときにフタが落ちてくるよりはマシ。

タンクの中はこんな感じ。

ハンドルの取り付け部と水位計の穴の計2つの凹凸が内側にあります。

注ぎ口側にはお湯の通り道がひとつ。

そこから数ミリ高い位置にお湯の出口があるので、使い終わった後、ほんの少しお湯が残ります。

当たり前ですが電子機器なので丸洗いはできません。使い終わった後は水ですすいでタオルで水滴をふき取ってください。そうすれば水垢が付きにくいです。

とはいえ長期間使い続けると水道水に含まれる塩素(カルキ)が白い斑点となって出てきます。

気になり始めたらクエン酸で漬け置き洗浄しましょう。

これを溶かした水を沸騰させて1時間ほど放置すればピカピカになります。

最後に水位計。

これは本体が金属製なので致し方ない部分ではありますが、取り付け位置が微妙。

というのも、蛇口から直接水を入れるときに手に被って死角になるのでまったく水位計が見えません。

ほら。ほらほら。手が邪魔でどのくらい水が入っているのかまったく見えないです。

前に使っていた電気ケトル『ティファール アプレシア コントロール』は、本体がプラスチック製だったので側面に水位計があったんです。

ハンドルの下に水位計をつけるくらいなら、タンクの内側に目盛りを刻んでおいて欲しかったなと。

まぁ、厳密に計りたい時は電子スケール使うし、あくまで目安の目盛りなのでいいっちゃいいんですが。

使い心地

それでは実際にカフェコントロールでお湯を沸かして、ドリップコーヒーを淹れていきましょう。

まずは水を入れて・・

今回はどのくらいで沸騰するのかを調べるために、500ccぴったりの水でやっていきます。

使い方はとてもシンプル。ケトル本体をセットしたら右端の電源ボタンをタップ。

温度センサーが搭載されているので、タンク内の水温が表示されます。

いまは10月中旬、水道水の温度は24℃です。

続いて沸騰ボタンをタップ。と同時にキッチンタイマーをスタート。

果たして何分で沸騰するのか。

さぁ、『ピーッ』と音が鳴って100℃になりました。

24℃、500ccの水道水を沸騰させるのにかかった時間は2分47秒。

さすがは天下のティファール!早い!

1250wのハイパワーなので、あっという間にすぐに沸きます。

待っている間にコーヒー豆のグラム数を量って、手挽きミルでガリガリ挽いていればちょうど良いです。

この早さなら忙しい朝にも、カフェイン切れで禁断症状が出ている時にもピッタリです。

続いてはドリップコーヒーを淹れていきます。

ちなみに今回使用するのは、我らがコーヒー好き御用達のコーヒーサブスク『PostCoffee(ポストコーヒー)』で届いたエクアドルの浅煎りコーヒー豆です。

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▼レビュー記事でも詳しく解説してます

はい、本題のドリップに戻ります。

まずはコーヒー粉全体にお湯をかけて蒸らしを行っていきます。

狙った位置にきちんとお湯をかけることが出来ます。

注ぎの勢いもブレにくいし、とても良いのではないでしょうか。

しばらく蒸らしたら再びお湯を注いでいきます。

注ぎ口の形状がハンドドリップに最適化されているので、繊細な注ぎもダイナミックな注ぎも思いのままです。

文句なしで完璧。もうこれで良いです。

美味しいドリップコーヒーが出来上がりましたとさ。めでたしめでたし。

機能とスペック

ここからはカフェコントロールに搭載された機能とスペックをざっと見ていきましょう。

機能としては以下の通りです。

搭載機能

  • スピード沸騰(140mlが約73秒で沸騰 ※水温/室温23℃時)
  • ハンドドリップしやすい注ぎ口
  • 液だれしにくい
  • 見やすい&手入れしやすいタッチパネル式
  • 8段階の温度調節が可能(40/60/70/80/85/90/95/100℃)
  • 保温機能あり(60分間)
  • 安全設計(自動オフ、空焚き防止)

とにかくすぐ沸くこと、そしてハンドドリップしやすい注ぎ口が良いですね。

温度調節機能については、コーヒー以外にも重宝します。

例えばお茶。玉露なら50℃前後、煎茶や抹茶なら80℃前後がよいとされていますし、紅茶なら100℃付近が良いというのが一般的です。

また、コーヒーも浅煎りなら95℃付近の高温、深煎りなら90℃くらいといったように、焙煎度合いや好みに合わせて調整できるのが嬉しいポイントです。

保温機能はぶっちゃけあまり使っていません。お湯が必要になってもすぐ沸くからです。保温しなくても沸かしなおせばOKでしょう。

続いてスペック表も見てみましょう。

幅(ケトル本体)17cm
奥行(ケトル本体)29cm
高さ(ケトル本体)19cm
高さ(土台込み)23.5cm
重量(ケトル本体)690g
電圧100V
消費電力1250W
電源コード長1.3m
タンク容量1.0L

注ぎ口の先端からハンドルの端までで29cmとそこそこ奥行きがあるので、設置場所をよく確認してから購入するようにしましょう。

タンク容量は1.0Lあるので、よほどの大家族でない限りは十分事足りますね。

ちなみにドリップコーヒーの場合、1杯あたり15gのコーヒー豆を使うとお湯の必要量が約230ccなので、MAX4杯分のお湯が一度に沸かせることになります。

とはいえ、60gのコーヒー豆を一度にドリップできるドリッパーがそもそも一般家庭にはないので、実際のところ2~3杯分ですね。

スペック的には十分すぎる感じです。

おすすめする人・しない人

カフェコントロールをぜひ使って欲しいのは、ハンドドリップでコーヒーを愉しむ方ですね。

実質ハンドドリップのために作られていると言っても過言ではない製品なので、ハンドドリップコーヒーがお好きな同志の方はぜひ使ってみて欲しいですね。

私は以前、電気ケトルでお湯を沸かした後、カリタのペリカンポットに移し替えてドリップするということをやっていたのですが、お湯を移し替えるときに湯温が下がってしまうし、万が一手元が狂えば大惨事(大やけど)です。

カフェコントロールならボタン一つで使いたいお湯の温度まで沸かしてくれますし、なによりそのままドリップできるのがめちゃくちゃいい。

わざわざお湯を移し替えなくてよくなったのは最高にストレスフリーです。

逆にカフェコントロールが向かないのは、ハンドドリップを全く(またはたまにしか)しない方です。

カフェコントロールの一番の売りはハンドドリップしやすい注ぎ口なので、普段ハンドドリップをしない方にとっては無用の長物です。

『ハンドドリップしないけど温度調節機能は必要』という方は、もっと安くで買える『アプレシア コントロール』を買ってください。

(私は前までこれ使ってました)

あとはお茶をまとめて煮出すときなど、大量のお湯をガンガン使う方も『アプレシア コントロール』の方がいいと思います。

というのも、カフェコントロールは注ぎ口が細いので、どう頑張っても細く注ぐことしかできません。

お湯をジャバ~っと取り出すことが出来ないため、カフェコントロールで大量のお湯を移し替えるとなると腕が悲鳴を上げます。

まとめ

今回は『ティファール カフェコントロール 1.0L』をレビューしましたが、いかがでしたか?

電気ケトルの最大手ティファールの素早い湯沸かしと、ハンドドリップに最適な注ぎ口、そして温度調節機能もついているというハイスペックな電気ケトルだと思いました!

ハンドドリップをストレスなく愉しみたいというコーヒー大好きマンの同志の方はぜひ試してみてください♪

主な特徴

  • ハンドドリップに最適な注ぎ口
  • 短時間で湯沸かしができる
  • 8段階の温度調節が可能
  • 60分の保温機能つき

最後までご覧頂きありがとうございました!

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